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羊務執筆者党

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スターシャとデスラーのホットライン

40年前の今日9日、つまり昭和50(1975)年3月9日(日)は「宇宙戦艦ヤマト」の第23話『遂に来た!マゼラン星雲波高し!!』が放映された日です。
述べるまでも無くガミラス星での本土決戦に突入する回ですが、その前に私が「ヤマト」の中で屈指の好きなシーンがあります。
それは、デスラーとスターシャの“ホットライン”のシーンです。

場面は入浴中のデスラーに、小姓が「イスカンダル星のスターシャ様からホットラインが入っております」と告げながら電話機を持ってくるカットから始まります。
『』デスラーのセリフ
《》スターシャのセリフ


『久し振りだねスターシャ、この前声を聞いた時から何年振りかな? このホットラインも錆びてしまったかと思った。』

《あたくしも、通じるとは信じられませんでしたわ。デスラー総統、どうしてイスカンダルの周りに電波妨害をなさるのですか?》

『抗議かねスターシャ。』

《そうですとも。》

『抗議、抗議、あなたが私に電話をされる時は抗議ばかりだ。たまには優しい言葉を聞けないのかねえ。私達は兄弟星じゃないか。』

《ふたご星なのに、あなた方は私どもと違って悪事がお上手。》

『それはないだろうスターシャ、ガミラス人は自分の幸せを追求するのに貪欲だというだけの話だよ。』

《とにかく、あなた方は全宇宙へ侵略の手を伸ばした。違いますか?》

『わかってほしいなあ、我々の星はガミラスもイスカンダルももう寿命だ。だから私は全宇宙に力の限り移住先を探した。どこが悪いのかね?』

《あなたは地球に目を付け、地球人を攻め滅ぼして移住しようとしました。》

『滅ぼして当然だろう。野蛮人だ。』

《科学の力は劣っていても同じ人間です。生きる権利があります。》

『ガミラス人にも生き抜く権利はある。』

《他人を滅ぼしてまでも?》

『そうだ。私達ガミラス人はあなたがたイスカンダル人の様に、星の終りの運命を受け入れて共に死んでいくなどという事は出来ない。』

《これ以上お話ししても無駄のようね。私はヤマトが自分の力でイスカンダルへ来る限り、地球の放射能を解消する装置を渡します。》

『どうぞ、このデスラーが生きている限り、ヤマトをあなたの所へなどやりはしませんよ。では、スターシャ。』


まさに国家元首としての誇りと誇りのぶつかり合いの会話と言えるでしょう。国家を担う者として、1歩も妥協しない姿勢が窺えます。

時に諧謔とでもいうものを交える余裕もあります。
『私達は兄弟星じゃないか。』
そう言うデスラーにスターシャはこう切り返します。
《ふたご星なのに、あなた方は私どもと違って悪事がお上手。》
それに対しデスラーは却ってそれが美徳である様に言い切ります。
『それはないだろうスターシャ、ガミラス人は自分の幸せを追求するのに貪欲だというだけの話だよ。』
《とにかく、あなた方は全宇宙へ侵略の手を伸ばした。違いますか?》


開き直りとも言えるデスラー発言に、たじろぐどころか全く相手にせず詰問するスターシャ、女王としても然る事ながら一個の人間としての強さも垣間見る事が出来ます。

そもそも数多あるアニメでホットライン若しくはそれに準ずるシーンがいくつあるのか分りませんが、アニメでこれだけ緊張感とユーモア、そして高いセンスに彩られた“大人の会話”と表せるシーンは私は他に見当たりません。

「宇宙戦艦ヤマト2199」は数あるリメイク作の中では出色と評して良いでしょう。
ただ、デスラーとスターシャの描写が私には不満です。
デスラーは、言ってしまえばまさに厨二病、悩み多き青年という感じで柔弱の感さえあります。独裁者という異常性は旧作より感じられません。
スターシャは深窓の令嬢という印象、デスラーとは煮え切らない態度をとる、友達以上彼女以下のガールフレンドといったところでしょうか?

つまり先のホットラインを交わせる様な“国家元首”としての誇りと重みが感じられないのです。
そのためか、終盤デスラーがデスラー砲で帝都を狙うという“狂気”に走った時、その説得力に欠けている気がしてなりませんでした。
スターシャは役者の問題でしょう。井上喜久子は巧い人なので、あの様ないわば甘い演技ではなく、野太い力強い演技の方が良かったと思います。

デスラーとスターシャの描写力の弱さ、これが「宇宙戦艦ヤマト2199」の瑕瑾でしょう。
最後に、「2199」でも第11話にホットラインのシーンは登場しますが、出来れば旧作の様な堂々たるものを見たかったです
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  1. 2015/03/09(月) 19:41:51|
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前多昭彦

Author:前多昭彦
【羊務執筆者党】
ようむしっぴつしゃとう〈略称SSP〉

昭和62(1987)年8月14日(金)結成。アニメを初めとしたパロディ作品を主とする男性向同人誌サークル。これまでの発行物は当ブログの「羊務執筆者党アーカイブス」を参照のこと。
平成20年から前多昭彦の個人サークルとして活動再開。

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